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1枚の写真

 カメラは生活の楽しいシーンを切り取る、不思議な装置です。イスタンブールにいる懐かしい友達から、室内で小さな男の子と犬が仲良くソファーに並んでいる写真を送ってきました。

 生活のなかには、子供がもたらしてくれる、小さな感動、小さな幸せがあります。彼女は、母親として、喜びをもたらす楽しい時間があり、家族を大切にしているようです。目の前にある、いいことに気づいて、それを味わうことで、心に広がってきます。いつも、ニコニコして楽しい母親の姿は子供へのプレゼントです。笑顔のあるところに、いいもの、いい空気が集まります。笑顔でいると、周囲もしあわせになります。母親が子供にできることは、できるだけいい気分でいること、人生を前向きに楽しく生きていけるように、導いてあげることです。自分の力で、できることが少しづづ増えて、やればできると、自信を持つようになります。喜びが写真から伝わるときに、自分の心の中にも同じような喜びを見出すことができます。

「結局、一番幸福な日というのは、素晴らしいことや驚くようなこと、
胸が湧き立つような出来事が起こる日ではなくて、
真珠がひとつずつすべり落ちるように
単純な小さな喜びを次々に持ってくる一日一日のことだと思うわ」(アンの青春)

心のチャネル

 心のチャネルでは、見れる像にはいろんな周波数のものが含まれます。広い帯域の周波数に、高い波長から低い波長まで存在します。心の状態が高い周波数のチャネルにあわすとき、見る像が心地よく、物事を気分良く受け入れることができます。

 感謝のチャネルにあわすと、いろんな人から励まし、元気、いたわり、優しさをもらっていることに気づきます。心の状態が低い周波数のチャネルにあわすときに、反発を感じます。不満のチャネルにあわすと、人の欠点、間違い、してくれなかったことが心に浮かんできます。

 できるだけ、心の波長をあげたいと思うのは、みな、同じです。ちょっとしたひとの一言で、深く落ち込みます。心のチャネルで見る像には、取り返しのつかないミス、恋愛の挫折等、痛恨の極みが映ります。自分の人生の至らない部分を知ることができるかもしれません。人のない言葉に心をハイジャックされると、いやな思いからでられませんので、うまくかわすこともたいせつです。

 私たちは、人のお陰で楽しい人生を送れています。いろんな面倒なことを他の人に依頼していますが、視野が狭いためによく見えません。環境をよりよくしたいという人が多くいます。無私でいろんなことをやっている人がいるから、世の中は回転しています。華やかな舞台で輝いている人もいますが、縁の下の力持ちで、人を支えたり、光をあてたりします。人生の舞台裏を見ると、人生のすばらしさが見えてきます。

 自分がいる半径2mくらいをいい雰囲気にしたいものです。周りを和やかな温かい雰囲気で包み込みましょう。人に影響を受けやすいならば、いい人と接したいものです。たまに会合があって、雰囲気が良いか、悪いか、それぞれの人も持っている気に影響を受けます。いい気を持っている人がいると、周囲も明るくなります。努力家で苦労した人は、心にいろんな屈折を持っています。そのような人と接すると、いやな面を見ることになります。人間関係は仲が良いよりも、本当にぶつかりあって互いの良くない部分をしてきあったほうが、確かな人間関係になるそうです。

 竹のような、人間性がまっすぐな人は見ていて、気持ちがいいものです。生きていく上で、障害・摩擦なく、クリアできる性格はすばらしい。いろんな問題があると、周りの人と摩擦を起きるのが普通です。いやな事、損な事があるときに、それを素直に引き受ける人がいます。みんなが分担しあうことで、楽しくなります。利害をぶつけ合って調整すると、損するひと、得するひとが出てきます。それならば、心にしこりがのこらないことはありません。つらいことを引き受ける人がいるから、楽さしてもらっている場合もあります。

心にしっくりくる

 私たちは、人は考えた通りの人になるといいますが、心にしっくりくるもの、善なるものを、物事の自然な流れとして前提しています。心に喜びと充実感を与える行動ができないと、幸せに生きれません。思考だけはなく、感情と欲求の働きが大切で、理屈だけでは、感情を押さえることはできません。私たちは何かをしたいという欲求をもっています。その心の欲求を粗末にあつかうと、心が荒れてきます。特に高次元の欲求が満たされることで、充実した人生を送れます。感情というものを見れば、自分がこれからやろうということが、自分にふさわしいか、どうかを教えてくれます。。一人の時間を持ち、じっくり内面を見つめて、これでいこうと、納得できることが大切です。感情をいいものにするために、思考とのバランスを取り、心にしっくりくる行動を取ることです。違和感がなく、物事や人の心がほどよく調和していているときに、他人の関係も良好になります。うれしい、楽しい、ぴったりと合う感じがするものは、人生に良い流れをもたらします。ギリシアの哲学者プロチノス(205~270)は、世界はひとつの根元的な存在である「善なるもの一なるもの」の流出であり,この世のすべてのものはその現れであるいっています。

感情はいいもの。

 私たちは、心を通して世界を見ます。心の反映が見える世界です。心理学では、感情、思考、行動を心の3つ要素というそうです。感情は、喜怒哀楽のような気持ちで、瞬間的に無意識に生じてくるもので、思考は、頭を使ってまとめたり、分析したり、じゅっくり考えることで、行動は、やりたいことをしたり、体験したりすることです。

 たとえば、切なさ、悲しさ、恋しさを含めて、全ての感情は役割があります。感情を大切にして、生き生き生きることができます。ポジティブとネガティブの感情も、生きていくために必要なものです。ネガティブの感情を通りぬけると、人生の味わい、達成感があります。もちろん、ポジティブ感情は人生を前へ前へ進めるために、必要です。ネガティブの感情があるから、人の気持ち、人生の意味がわかり、すばらしい人生が開けてきます。人の気持ちを理解できると、周囲の人が不快にならないようにいろいろ気配りをできます。人をつらい目に合わせるようなことをしても、人の気持ちを理解できない人と一緒にいると、つらいことがあります。

 感情の背後には、意味があって、生きていくためのシグナルを発しています。好きなものを愛でることがなく、最愛の人がいなくなっても、それを表現できずにいたら、この人生は生きていく価値がないように思います。マイナスな感情は、不安、ウツ、もやもや、怒り、嫉妬、寂しさ、孤独に関連したものがありますが、これまで人類が生きていくために、身につけたものです。豊かな人生を生きていくうえで、武器となるもので、それを正しく使うことが必要です。不安と警戒とかいう感情がなかったら、生き延びていけない状況もありました。ウツは、自分の存在がおびやかされているSOSの信号です。異常な光景を見て、何かおかしいことを判別するときに、もやもやした感じがします。世の中におかしいことをしている人がいて、それを見て、もやもや気分が晴れません。人から理不尽なことをされて、怒ることがなかったら、相手の言うことに強く反発できることができません。嫉妬心も、自分も同じようになりたいという願望と可能性があるという気持ちがあります。あやかりたいという素直な気持ちをはっきりさせると、じゃ自分も同じようにに頑張るしかないことを知ります。人とのつながりと共感を求めていますが、自分のことしか考えられないときに、孤独や、さびしいときにを感じます。寂しさ、孤独を知ると、自分と対話しながら、自分を見つめ直します。感情を豊かに味わうことができると、人野感情を理解できるようになります。自分が感じるままを率直に言うことで、すっきりと楽になり、鬱積していたものが解消され、心が浄化されることがあります。

 マイナスな感情は何か大切なことが欠けていることを教えてくれます。感情は、短期的に自分の思いを人に伝えるうえで大切なものです。その状況を変えるには、思考、行動が必要になります。感情が行動につながらないとしたら、もったいないものです。行動しないと、何も変わらないし、成長もありません。マイナスな感情は人間の進化、成長につながるすばらしい感情です。感情を豊かに生きることは、人間らしく、いいものです。感情を抑えて、ロボットのように生きると、人生は味気がありません。かといって、感情が暴走してしまうと、自分の人生が感情に振り回されてしまいます。マイナスな感情が持っている役割を知り、頭で何をすべきかを判断することが求められます。感情を爆発させただけでは、物事は何も解決しません。不快なことに出会うと、イライラしますが、気分転換が必要です。その場を離れる。人と話して、感情を吐き出す。散歩する。りラックする。そのイライラの原因を知って、それを解消するように行動すると、調和のある環境になり、心穏やかに過ごすことができます。

 感情の取り扱いは繊細さ、思いやり、気づきが必要です。少し取り扱いを間違うと、感情は、被害者意識、思い込みの負連鎖から抜け出せなくなります。人生の長い長いトンネルに入り、闇のような世界にとどまることになります。自分を正しく理解することで、すっきりした人生を送れます。自分を信じて、自分を大切にすることで、自分の幸せを手にすることができます。自分をサポートしてくれる人がいると、アドバイスをもらえます。自分が見えない部分を教えてくれますし、足りないところを補ってくれます。感情を人間の活動に活かすには行動が必要となります。感情に対して思考を使って行動するときに、意志力が必要となります。安定して楽な状況にいることが心地よくなると、それを維持しようとして、何もしないことがよいと錯覚することがあります。困難なときに、マイナスな感情のままの感情でいると、危険です、そこから抜け出すには、プラスの感情が必要となります。くるしいこと、つらいこと、悲しいこと、やりきれないこと、マイナスの感情を超えた一歩先に、うれしいこと、楽しいこと、喜ばしいことがあります。いろんな壁を越えた先に、達成感があります。わくわくすること、自分が強いこと、自信がもてることは、ゴーサインです。自分が心から喜べることを追求すると、人生の花が開きます。

 人生において、試練に出会い、人間関係、仕事がうまくいかなかったり、かけがえのないもの、大切なものが一瞬でなくなることもあります。すべてのものを失ったときに、絶望感というのもあります。いろんな表面的なこと、虚飾がはがれてしまいます。手に負えないこと、どうしようもないこと、できないことにであったら、あきらめることも大切です。過去の生活を手放して、あきらめて、新しい人生を歩むこともあります。でも、いろんなことを失っても、人間として大切な感情は残っています。優しさ。思いやり。愛情。希望。信念。人生の根にある、真なるもの、善なるもの、美なるものが、見えてきます。生命の泉から湧き出る感情、生きている感情があれば、豊かな人生を取りもどすことができます。残されたものから、復活して、人生を輝かすことができます。









元宝塚トップスター 柚木礼音さん

 柚木礼音さんは、元宝塚トップスターです。
彼女によると、「豪華絢爛な舞台に立つことが仕事の宝塚は、夢のような世界でありながら、夢だけでは生きていけない厳しい世界でした。入団当初は、歌も演技も苦手で、コンプレックスだらけの新人でした。」憧れが本気に火をつけて、歌の練習に夢中になります。夢が人を輝かせて、その輝いている姿が劇を見る人を魅了します。

 音楽学校のお嬢さんのような雰囲気で育っているような華やかなイメージですが、舞台人としてトップスターになるまでは大変です。先輩から自分が良いと思ったポーズ、表現を学び、アレンジして自分の像を作り上げたそうです。本番の稽古では何度もだめだしを受けて、暗いトンネルでもがいた時代もあるそうです。

 宝塚の良さは、上下関係のしつけがきちんとしており、先輩を心から敬い、いざというときは上を立てる上下関係があるそうです。それがシステムとして機能し、いい気が流れているそうです。上になればなるほど、責任も重たくなるので、目上が責任をもって下を育てることにつながります。

① もがきながら、つかんできたハングリー精神
 「成長しなければ、次はない。」という失敗しながら反省して、考え直してやっている。満足して、そこにとどまることなく、挑戦しつづける。立ち止まってしまったら、成長しない。折角、トップになれたら、すばらしい舞台にして、人間関係も磨いていく精神があります。もがきながら、辿りついたところが、ゴールでなく、新しいスタートにする。

② 人の意見を聞くことの大切さ
 若い才能に、だれでも将来を期待し、育てようとします。将来性がありますが、まだ、抜擢されると、実力が足りないのに、だれでも、勘違いをします。他人の理解に甘えて、気遣いを忘れても、大丈夫だろうという慢心になることを戒めています。組のみんなとの言動を見直して、謙虚になり、素直に感謝する。お礼のメール、電話もすぐにして、感謝の気持ちをもって、礼儀を尽す。トップになってからはこれでよしということがないそうです。あらゆる方面からの意見やアドバイスをいただく、自分の思い至らない面がわかるそうです。感謝の気持ちをもて、人の意見を取り入れて、成長していけます。

③努力する力を蓄えて、チャンスを掴む。
 才能に溢れる集団に属すると、努力しない人にチャンスは巡ってきません。努力の量に比例して、演技がうまくなります。準備不足で役を演技すると、本番の舞台で声がかからなくなります。十分な稽古をして、小さな仕事をきちんと積み重ねて、チャンスがやって巡ってきます。だだ、チャンスはその人の実力を試し、努力をしてきた人に微笑みます。

④ 乗り越えたあとにある喜びをしる。
 いつも目の前の課題に取り組み、一歩一歩実りを掴むことが喜びになる。壁を越える先に喜びがあり、一歩手前であきらめると、稽古もしんどくなります。死に物狂いの稽古をして、本当にできるまでやってみることになります。芸事の稽古は、できないことをできることにする連続です。無理ときめつけない。がむしゃらを忘れない。


休み上手、勉強上手

 二日連続、早朝に仕事から家に帰り、睡眠不足でした。やりたいことが多くても、もし、疲れたなと感じたら、休みなさいという警告です。ふとした瞬間に、心の声をキャッチします。体が警告を発しているときには、その声にしたがい、休んでリフレッシュしたいものです。周囲にも、悪い影響を与えます。一瞬でも、疲れている表情は人に見せたくありません。「ここだな」の瞬間は、気づきの時間です。ニュートラルな状態で、そこでスイッチを切り替えます。頑張るときがオンモードなら、休むときはオフモードです。その切り替えがうまくできることで、合間の時間が生きてきます。

 休み上手は勉強上手です。物事がとぎれた短い時間は、決定的な瞬間で、非常に大切です。合間の時間をどのように過ごすかで人生が変わります。疲労が蓄積されてくると、目の前のことに集中できなくなります。楽しいことをしているはずなのに、疲れると、楽しめません。だらだら、続けても、調子が良くないときがあります。「合間の一瞬の判断が求められます。」そんなときには、思い切り、休むことにします。それで、リフレッシュします。

  新渡戸稲造の言葉のように、意志力が問われる「ここだな」という瞬間があります。「小さなことを行うには大きな原則を応用すれば、いつしか原則の極意に達することができる。」

 「(善悪の)判断がついたら、善い考え善い行いは実行に移す。そして実行に移す時、「ここだな」と力を入れて行う。また、怠惰に流れそうになったら、自分が日ごろ戒めているのは「ここだな」と反省する。どんな些細なことでもよい。 自分が志を立てたことに接したら「ここだな」と思いさえすれば、志は継続され目的を達することができるはずだ。」

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