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喪失感 

ぼくは君たちを憎まないことにした
アントワーヌ・レリス
ポプラ社

  昨年11月、パリで同時多発テロ事件が起き、130人以上の人がなくなり、このテロで妻を失い、その17か月になる息子メルヴィルと残されたレリス氏は、フェイスブック上でテロリストに「憎しみを与えない」と書いた。

 愛する妻エレーヌさんが自分たちの世界から突然にいなくなったことを受け止めきれない心の叫びであり、じっとしていたら憎しみや怒りにかられてしまう自分を抑えるために紡いだ言葉だそうです。「憎しみを与えない」という言葉を発し、世の中から多くの共感と愛情を受けながらも、大切なものを失い、大きな喪失感があります。だだ、そこにとどまらずに、心を前向きにしていくために、心の中で、問い続ける人がいます。心の中にある負のエネルギーから自由になり、息子メルヴィルの成長に希望を見出している感じがします。

斬新な日々

  人生のテーマは変容です。清冽(れつ)な谷川の水を容器に注ぐように、人生の容器にも新鮮なものを満たすことが必要になります。

 若い人は、眩く輝いてみえます。どんどん新しいものに向かって進んでいきます。人は誰しも、人生を歩み続けていると、大切なものを見失います。いろんなことを分かち合っていきていますが、協力し、助け合いともに歩いている人と距離をおいてしまいます。一日をいつもと変わらないものとして扱います。

 新しいことが起きていることを忘れてしまいます。自分の殻に閉じこもってはいけません。安全地帯に身をおいてしまうと、多く斬新なことに触れる機会を失います。安全地帯から一歩外に出るのは勇気がいります。思い切り、外に出ると生活圏に広がりが生まれます。人生で経験で対応できない、新しいことが起きると、自分レベルを上げるチャンスです。困ったことがあるから、知恵が生まれます。

 新しいことに心を開くことでこれまでにないことを経験できます。すべてのことは人の心を通して起きます。他者に尽くすことが奇跡をもたらします。ほかの人に希望を配っている人は、輝いていきます。

技術:素性の良さ

 技術の素性を見抜くことができる人は成功する確率も高くなる。これは、うまくいきそうだ、感じられる技術がある。誰も、うまくやれる技術ならば、やる意味はない。自分が簡単できる範囲を一歩超えたところに、自己成長の種があります。世の中を変えるようなものを作りたい。新しい分野で誰も、できていなことに挑戦することで、いろんなことを学習できる。先行技術を導入して、さらに新しいものを創造することができる。先行技術導入のしやすさが鍵である。技術の商品化を前提として考えるなら、素性の良い技術と悪い技術がある。素性の良さとは実用化、商品化が容易にできるという意味である。どんなに可能性がある技術でも実用化の段階でトラブルが多く発生し、コスト高になり、利益を生まないと意味がない。「素性の悪い」技術には早めに見切りをつける眼力と決断する勇気が必要となる。「素性の悪い」技術は

① 小手先の技術を追加して複雑である。
② 全体を統一する設計思想に一貫性がない。
③ シンプルでなく美しさを欠く。
④ 自然の原理・原則に反する
の性質がある。

実用化に手間取っていたら、生産性が悪くなる。プラズマのフラットパネル表示装置がかって生産されていたが、液晶のフラットパネル表示装置とのコスト・性能の戦いで敗退した。

メアリー・カサットの挑戦

メアリー・カサットと国立美術館
cafefabulous2.blog.so-net.ne.jp/2014-12-10-1

日曜美術館「あるがままこそ美しい~メアリー・カサットの挑戦~」の番組がありました。エドガー・ドガ(1834-1917)と画家メアリー・カサット(1844-1926)との友情の話、近くに寄り添いながら、自分の世界に浸っている二人の子供

cassatte.jpg
の絵の説明を聞いて、懐かしさを感じました。

 女性が一人で外出することも、自由に絵の題材を選ぶこともできなかった時代。カサットは身近な家族や友人とその子供たちを徹底的に観察し、こまやかな視点で描き続けた。一見、親密で仲むつまじい母と幼い子の絵。しかしそこには現実の母と子の間にある、目に見えない複雑な心情までたくみに表されていた。女性であるが故の制約や偏見、身の回りに起きた苦難と闘いながら、新しい美に挑んだカサットの知られざる魅力をひもとく。


暑さとともに

 高校野球が始まりました。炎天下で野球をする高校生の気持ちにを考えてみましょう。私たちも、夏の暑さに影響されないで、目の前のことに集中したいものです。どうしたら涼しくなるかを考えると、目の前の大切なことが後回しになります。ある環境のもとでやるべきことがあるときに、やるべきことよりも、環境に心を奪われてしまいがちです。以外に、「現在に集中することは難しい」ようです。

 月から金は8時半から5時まで、クーラーがきいている状態です。それが当たり前になると、クーラーがきかない状態にいるだけで汗をかいてきます。涼しいところで快適に過ごしている人を考えただけで、暑さの度合いが倍化したように思えます。

 暑さを感じる度合は、メンタルなものです。高校野球の選手が暑いから集中してできないから負けたと、暑さを言い訳にするのは、おかしいことになります。暑さを避けよういろいろ対策を考えますが、あまり効果的でありません。思い切り、暑いことを前提で、目の前のことをやってみようと、覚悟を決めました。カナダの会社に注文したロボットが届いたので、週末に組み立てて、動かしてみようと、考えました。自分のオフィスが3階建ての3階で、屋根と壁に蓄積された熱で、過酷な暑さになります。一階の部屋にロボットのパーツ、パソコンを移動して、そこで、ロボットの組み立てと設定をやることにしました。窓を開けて、室外と同じ温度になるようにしました。暑いので、すぐに汗がながれてきますので、もちろん、水分を補給します。汗をかきながら、何とか、予定したことは終わりました。暑さが避けなれないものなら、共存したいものです。これから逃げるよりも、その中に飛び込んで、それを受けることが大事です。
 

道を照らすリーダーのストーリーテリング術

 リーダーは未来を読み通しています。リーダーは既知の世界の端に立ち、「現状」と「次なる一手」の境界を見極め、トレンドを掴もうとします。成熟して、曲がり角に立っているときに、現状維持を選ぶと、停滞していくことになります。新しい未来に順応していくことができないと、新鮮さを失い、組織は消えていきます。

 リーダは灯火を掲げて、人々の背中を押し続けます。未来を照らすビジョンを多くの人に示し、共感をしてもらうことで、多くの人の協力を得ることができます。灯火について理解できないと、不安の原因と火種になります。反対派をいかにして、自分の味方にするか、親身になって話を聞き、不安を和らげることが必要になります。 共感してもらうと、信頼性と協調性が高まります。あたらしいアイディアの導入がやりやすくなります。誰もが手をとどかすことができる夢の物語を描き、やれそうだと、思うことができると、新しい未来が開けてきます。リーダーはまた、他の人の未来を見通せるように取り計らいます。彼らが予想外の出来事を乗り切れるように手を貸し、変革への機運を高めようとするのです。

 
イルミネート:道を照らせ
変革を導くリーダーが持つべきストーリーテリング法
ナンシー・デュアルテ

ビジョンを語ることでチームを導くリーダーのためのコミュニケーション法を述べています。
ビジョンの構想から到達までの道のりをロードマップ化した[変革の5ステージ]と、
という明確なフレームワークによって、ビジョンを語り、チームを引き込むためのノウハウを、あますところなく公開します。

新しい旅には着想(Dream)、跳躍(Leap)、格闘(Fight)、登坂(Climb)、到達(Arrive)
などの5つのステージがあります。

チームに共感を生み出すために、スピーチ、物語、セレモニー、シンボルといった4つのコミュニケーションツールを使い、さまざまな危機を乗り越えて企業の成長させることができます。スピーチで、人を動かす場合には、物語、セレモニー、シンボルの要素が含まれています。

2013年スイス・ダボス会議でIMF専務理事クリスティーヌ・ラガルドが「新世代のための新世界経済」演説を、現在の状態、理想の状態、新しい状態の3部構成で、行っています。現状維持で満足している聴衆に、現在の状態と理想の状態を対比して、物語と新しいあたらしいアイディアを導入します。そして、目指すべき新しい状態を示しています。



IBM(ルイス・ガースナー)、マーケットバスケット(アーサー・T)、スターバックス(シュルツ)、インターフェイス(レイ・アンダーソン)、ラックスペース(グラハムレイ)、公民権運動(キング牧師)、チャリティー・ウォーター(スコット・ハリソン)、チックフィレイ(ダン・キャシー)、アップル、デュアルテの事例を示しています。


Chapter1:リーダーは人々の背中を押し続ける
Chapter2:耳を傾ける    
Chapter3:トーチベアラーのツール    
Chapter4:構想ステージ ― インスピレーションを得る時    
Chapter5:跳躍ステージ ― 決断の時     
Chapter6:格闘ステージ ― 勇気を奪う時     
Chapter7:登坂ステージ ― 忍耐の時     
Chapter8:到達ステージ ― 回顧の時     
Chapter9:(再)構想ステージ ― 創造的破壊の時
Chapter10:結び ― トーチベアラーの告白

菊陽町の花火大会

菊陽町夏まつりの花火大会がありました。

小さな町の花火大会ですが、住んでいる近くなので、
家にいて音だけが聞こえてくると、勿体ない感じがしますので、見ることにしました。
しかも、いつもよりも、綺麗な花火を見たいと思いました。

どこで花火を見るか、場所選びも大切です。
遠くから見るか、近くから見るかで、印象が違ってきます。

夏祭りの会場の近くにまで車で行き、空き地に駐車して、会場まで2km位歩きました。
途中でいろんな家族づれが車できて、それぞれに花火の時間までを過ごしていました。
会場の近くは17時から22時まで交通規制で道路で車の往来がないので、道端に腰掛
けてしばらく待ちました。

8時45分からいよいよ花火が上がり始めて、あまりの迫力に、びっくりしました。
私が座ったところから至近距離のところに打ち上げ場がありました。
花火の破裂した残骸が落ちてきて危険な場所のようでした。
砲弾飛び交う戦場の最前線にいる錯覚に襲われました。
夏の夜空に炸裂する花火が自分の方に向かってきました。
約1000発の花火もあっという間に終わりました。






タイミング

 タイミング。気になることがあるときに、直観が働きます。

 小学校の近くに住んでいると、見知らぬ小学生から挨拶されることがあります。こちらも、それにあわせて、挨拶をします。朝、遅刻しそうな小学生を見ると、この暑い中、学校に行くのは大変な感じがします。行きたくない日もあるのだろう。小学生の表情を見て、こちらが、大丈夫だろうかと、心配することも、どうかなと思いますが、気になることは確かです。

 何かが起きるときに、その予兆を知ることができます。6月末に、海外に注文した製品が届かずに、相手先に問い合わせのメールを書こうと、クレームの書き方の英文を見つけて、準備をしていました。製品はカナダ製の機械学習ロボット(Deep Learning  Robot)です。すると、先方から連絡メールがあって、やっと出荷したそうです。税関とかを通過して、数日もすれば、注文した製品がやってきます。暑さのあまり、頭がボートして、体調がよくないと、直観も、働かいないので、体調管理もしっかりしたいと思います。疲れる前に、十分に休みを取る。リラックスして物事に取り組む。

 今日、気になったことは、職場の近くに電波の中継局の柱を、3つの会社が並べようとしていることです。業者の方が説明に見えられました。500m先に、ドコモ、AU、ソフトバンクの高い中継局がこの近くに集中しているので、体によさそうでもありませんが、1本の電波の中継局の柱からの電波と健康との因果関係をはっきりさせたいものです。グレーな部分があります。どんな機器も、無線ラン対応になってきています。電波による環境汚染がどのような影響を与えるか、調べてみる価値はありそうです。

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