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感情はいいもの。

 私たちは、心を通して世界を見ます。心の反映が見える世界です。心理学では、感情、思考、行動を心の3つ要素というそうです。感情は、喜怒哀楽のような気持ちで、瞬間的に無意識に生じてくるもので、思考は、頭を使ってまとめたり、分析したり、じゅっくり考えることで、行動は、やりたいことをしたり、体験したりすることです。

 たとえば、切なさ、悲しさ、恋しさを含めて、全ての感情は役割があります。感情を大切にして、生き生き生きることができます。ポジティブとネガティブの感情も、生きていくために必要なものです。ネガティブの感情を通りぬけると、人生の味わい、達成感があります。もちろん、ポジティブ感情は人生を前へ前へ進めるために、必要です。ネガティブの感情があるから、人の気持ち、人生の意味がわかり、すばらしい人生が開けてきます。人の気持ちを理解できると、周囲の人が不快にならないようにいろいろ気配りをできます。人をつらい目に合わせるようなことをしても、人の気持ちを理解できない人と一緒にいると、つらいことがあります。

 感情の背後には、意味があって、生きていくためのシグナルを発しています。好きなものを愛でることがなく、最愛の人がいなくなっても、それを表現できずにいたら、この人生は生きていく価値がないように思います。マイナスな感情は、不安、ウツ、もやもや、怒り、嫉妬、寂しさ、孤独に関連したものがありますが、これまで人類が生きていくために、身につけたものです。豊かな人生を生きていくうえで、武器となるもので、それを正しく使うことが必要です。不安と警戒とかいう感情がなかったら、生き延びていけない状況もありました。ウツは、自分の存在がおびやかされているSOSの信号です。異常な光景を見て、何かおかしいことを判別するときに、もやもやした感じがします。世の中におかしいことをしている人がいて、それを見て、もやもや気分が晴れません。人から理不尽なことをされて、怒ることがなかったら、相手の言うことに強く反発できることができません。嫉妬心も、自分も同じようになりたいという願望と可能性があるという気持ちがあります。あやかりたいという素直な気持ちをはっきりさせると、じゃ自分も同じようにに頑張るしかないことを知ります。人とのつながりと共感を求めていますが、自分のことしか考えられないときに、孤独や、さびしいときにを感じます。寂しさ、孤独を知ると、自分と対話しながら、自分を見つめ直します。感情を豊かに味わうことができると、人野感情を理解できるようになります。自分が感じるままを率直に言うことで、すっきりと楽になり、鬱積していたものが解消され、心が浄化されることがあります。

 マイナスな感情は何か大切なことが欠けていることを教えてくれます。感情は、短期的に自分の思いを人に伝えるうえで大切なものです。その状況を変えるには、思考、行動が必要になります。感情が行動につながらないとしたら、もったいないものです。行動しないと、何も変わらないし、成長もありません。マイナスな感情は人間の進化、成長につながるすばらしい感情です。感情を豊かに生きることは、人間らしく、いいものです。感情を抑えて、ロボットのように生きると、人生は味気がありません。かといって、感情が暴走してしまうと、自分の人生が感情に振り回されてしまいます。マイナスな感情が持っている役割を知り、頭で何をすべきかを判断することが求められます。感情を爆発させただけでは、物事は何も解決しません。不快なことに出会うと、イライラしますが、気分転換が必要です。その場を離れる。人と話して、感情を吐き出す。散歩する。りラックする。そのイライラの原因を知って、それを解消するように行動すると、調和のある環境になり、心穏やかに過ごすことができます。

 感情の取り扱いは繊細さ、思いやり、気づきが必要です。少し取り扱いを間違うと、感情は、被害者意識、思い込みの負連鎖から抜け出せなくなります。人生の長い長いトンネルに入り、闇のような世界にとどまることになります。自分を正しく理解することで、すっきりした人生を送れます。自分を信じて、自分を大切にすることで、自分の幸せを手にすることができます。自分をサポートしてくれる人がいると、アドバイスをもらえます。自分が見えない部分を教えてくれますし、足りないところを補ってくれます。感情を人間の活動に活かすには行動が必要となります。感情に対して思考を使って行動するときに、意志力が必要となります。安定して楽な状況にいることが心地よくなると、それを維持しようとして、何もしないことがよいと錯覚することがあります。困難なときに、マイナスな感情のままの感情でいると、危険です、そこから抜け出すには、プラスの感情が必要となります。くるしいこと、つらいこと、悲しいこと、やりきれないこと、マイナスの感情を超えた一歩先に、うれしいこと、楽しいこと、喜ばしいことがあります。いろんな壁を越えた先に、達成感があります。わくわくすること、自分が強いこと、自信がもてることは、ゴーサインです。自分が心から喜べることを追求すると、人生の花が開きます。

 人生において、試練に出会い、人間関係、仕事がうまくいかなかったり、かけがえのないもの、大切なものが一瞬でなくなることもあります。すべてのものを失ったときに、絶望感というのもあります。いろんな表面的なこと、虚飾がはがれてしまいます。手に負えないこと、どうしようもないこと、できないことにであったら、あきらめることも大切です。過去の生活を手放して、あきらめて、新しい人生を歩むこともあります。でも、いろんなことを失っても、人間として大切な感情は残っています。優しさ。思いやり。愛情。希望。信念。人生の根にある、真なるもの、善なるもの、美なるものが、見えてきます。生命の泉から湧き出る感情、生きている感情があれば、豊かな人生を取りもどすことができます。残されたものから、復活して、人生を輝かすことができます。









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