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他人からの評価

 相手の立場にたって、物事を考えられないのは、人間の社会的病気です。自分ことを気にしている割に、他人が気分を悪くするようなことを平気でしていまいます。他人に厳しく、相手のミスに厳しく追及するのに、自分に甘く、どんなに身勝手で、迷惑な人であることを知らないようです。普通の人は、社会に役立っていることを実感し、できたら、すばらしい人として、振る舞いたいものです。もし、過小評価されていると、被害者意識を持っている人もいます。自分のいないところで、悪口を言われたら、気分を害します。苦労をしていない人は、普通より自分は価値があるだろうと、実力以上に自分のことを思っている可能性があります。

 他人からの正当な評価が得られないときに、頑張れない理由は、自分のいやなことをしている可能性があります。自分がいやなことを無理しているときには、その補償として社会に役立っていることを実感し、人からの評価がほしくなるかもしれません。だれも、その努力に気がつかずに、存在を無視されたら、がっかりします。もし、自分が好きなことをしていたら、他人の評価は気にならないものです。

 人生に荒波にもまれて、真の楽天的な生き方は身につくものです。成功した人から見れば、もっとも力をつけられるときは、状況が困難なときです。大丈夫、なんとかなると、状況が困難なときにも、自分の信念と努力で前向きに行きます。されに、周囲の協力、サポート、さらに運を引き付けて、幾多の困難をも克服できます。成功した人は、時代の波に乗れずに、物事がうまくいかない時期を経ているから、真の強さを身につけています。実績を持った人は、他人からの評価を得ているので、ことさらに、人から認められたいという気持ちはないかもしれません。その楽天的な生き方が試されていないときに、独立独歩で組織から超越して生きれるかもしれない。欠点が矯正されないままに、自信をもって生きている人もいます。

 やることがうまくいかないときには、孤立無援の状態になります。うまくいかないときには、個人の力では解決できない場合があります。そして、取り返しのつかないミスをすることがあります。ミスを挽回するチャンスがないときは、落ち込みます。そして、誰からも相手にされずにいるときに、他人からの評判は気になるものです。そんなときに、自分のことを高く評価してくれる人がいたら、気を取り直してがんばれます。他人からの評価がなかったら、あまりがんばらないのかもしれません。

 他人のことが気になることは、不自由ですが、悪いことばかりではありません。それを生かして、他人の仕草、雰囲気から多くの情報を集めて、相手のハートをつかむような行動がとれるはずです。他人からの評価を気にして汲々と生きている人でも、自分がしてほしくないことを相手にしなければ、それなりに評判を確立して、いい人として振る舞うことができます。他人からの評価を気にしない人は、自己認識できずに、困った人になっているかもしれません。気が小さく、心優しく、他人からの評価を気にする人は、意外に、社会性の高い人になれる可能性があります。





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