テンションを上げる

　人生の風向きが良くないときの過ごし方について考えてみます。人生にはつらいことも起きます。目の前にある小さな坂を上りきるために、元気が必要となります。いつも、元気に溢れる人は少ないものです。無理をして疲れがたまったり、日頃気掛かりになっていることが起きるときには、誰でも落ち込みます。通常よりも、精神的なエネルギーの消費が大きく感じられます。心にスイッチを入れて、テンションを３倍にしようと、自分に言い聞かせます。踏みとどまって、問題を解決するためのおまじないが意外と効果があります。次第に状況が好転してしまいます。

　人生で選べることはそれほど多くありません。筋書きが決まったドラマの役を割り当てられているようにも感じます。どうやって、演じるかだけを考えればよいだけかもしれません。よい役ばかりを演じられるわけでなく、不本意な役もまわってきます。そんなときに、何ができるでしょうか？自分に不都合な状況になると、現実から目を避けてしまいたくなります。避けられない現実にぶつかるときに、心の準備、少し覚悟が必要になります。

　だたできることはいつもよりテンションを上げて、目の前の問題に取り組むことです。いつもより、重たい荷物を背負うだけですので、力の入れ方を変えるだけです。そのために、疲れているときには、とにかく休みを取る。悪いことが起きる原因を分析しても、余程の改善案がないと、自分の気持ちが沈みそうになります。改善策もなく、それが避けられない状況に身をおいていることに気づくと、坂を上ることがつらくなります。英気を養って、気分良くすることも大切です。テンションを上げると、視点まで上がってきます。