行動：とりあえず

　物事をやり遂げる場合には、いろんな力が必要になります。情報収集力　企画力　分析力　発想力　理解力　思考論理力　決断力　コミュニケーション（能）　力マネジメント力　交渉力　調整力　実行力　指導力・・・。どれも大切です。バランスが取れていると、金太郎あめのように、無難で平均的な人生を送れそうですが、何か目玉になることはなんだろうか？

　緻密に計画を考えて行動するタイプの人は無駄なく目的に到着しますが、とりあえずできることをやるタイプの人もいます。だれもがやって、成功の確率が高い場合には、前者のタイプが物事を効率的にやり遂げます。

　地図のない世界で、ひたすら高みを目指すには、がむしゃらさが道をひらくことにつながります。見通しがたたないことをやる場合には、計画を立てても、その通りにことが運びません。リスクの高いことにチャレンジする場合には、「やってみなはれ やらなわからしまへんで.」という言葉もありますように、決断して、行動を起こすことも意義があります。

　可能性のある案を試して、だめな場合には、代替案を次々考えて、なんとか暫定的に目標にたどりつきます。さらに、高いレベルのことをやろうと思えば際限なくやることが出てきてしまいますので、見きわめが必要です。自分のやっていることの着地点を考えて、不具合、盲点はないかを検証してみることも、最終的に必要になります。