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成長・衰退・革新

 毎日、経験することを新鮮な目で見て、学ぶことをしなくなったら、自己を革新することはできません。同じことの繰り返しでみずみずしさを失ってきます。新しい変化に抵抗する壁を作ってしまいます。新しい風を自分の内部に取り入れることができるでしょうか?自分の形をつくりながら、また、形にはまらないで生きることは、可能だろうか?ちょっとしたコツ、好奇心をもって、新しいことを吸収することです。一度、これまでやってきたことを捨てて、経験値をゼロにして始められる人です。見栄とプライドを捨てて、熱意と誠意で物事に向かっていく姿勢が必要となります。

 幾多の景気変動や激しい価格競争を乗り越えてきた企業は変化に柔軟に対応し、新しい稼ぎ頭を産み出しています。変化する市場において会社は成長・衰退・革新を繰り返しています。古いルールが廃れて、何も秩序がない現在の主流を離れた辺境で、世の中を生活シーンを変える新しい技術が生まれます。これから、繁栄して伸びていく産業に身をおいていると、短期的にやることなすことがうまくいく繁栄のフローを経験することも可能です。これまでなかった新しい技術が創出する市場に身を置くと、楽しいことを経験できます。

 物事のやり方が定着し、秩序が生まれて、効率性が増します。これが確実で正しく最良の方法だと、今のやり方を明文化すると、煩雑なルールが増えていきます。新しいアイディアを取り入れて新しい分野で挑戦する気概を失ないます。企業が繁栄して組織が大きくなると、適正規模を越えて、機動力を失います。現状に満足して居心地よい状態に浸かっていると、企業風土が保守化します。自己革新ができないままに硬直化する可能性があります。市場が変化しているのに、従来のやり方を踏襲すれば、収益を産まない事業とともに、企業は破綻します。
 
 自由な発想で自己革新する起業家を出し続けることで企業は繁栄していきます。市場のニーズを先取りして、他社を出し抜くことで、ダントツの成果をだすことができます。高品質」「高単価」「本物」志向で、購買意欲をかきたてる商品を市場に投入しても、あと一歩で儲かる状況が生まれることも、夢でありません。ただ、利益を生み出す一歩手前で、他社からのキャッチアップで、市場から消えた企業も多くあります。厳しい競争に勝った企業のみ、優良企業の栄冠を手にします。

 私たちは、経験を積むことで、心を縛る足枷(メンタルブロック)にはまり、身動きとれなくなってしまいます。メンタルブロックとは、人間が何か行動等を起こす場合に「出来ない」「ダメだ」「無理だ」などと否定的に考えてしまう思い込みによる意識の壁、あるいは抑止・制止する思考のことです。

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