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敏捷性と機先

 のんびりとスローペースで平和、安定を謳歌したい人に冷水を浴びせる言葉があります。それは、VUCA (Volatility – 変動性、Uncertainty – 不確実性、Complexity – 複雑性、Ambiguity – 曖昧性)という略語で、不安定で不確実性が高く、複雑かつあいまいな状況を示します。誇大妄想でパラノイア的な表現ですが、実は新しい可能性があります。

 「生は休みなき流れだ」と上田敏は言いました。日々、物事が変化しているので、それを当たり前だと思って素早く行動するようにしたいものです。不安定で不確実性が高く、複雑かつあいまいな状況では、いろんなチャンスがあります。居場所をうまく移せば、上昇気流、下降気流に巡り合う可能性があります。成功してきた人は、れまでの延長性上では効率よく仕事ができ、優秀ですが、すでに出来上がった快適空間で、そのまま仕事を続けられることは難しくなります。ただ、考え方を新しくする必要があります。新規市場でのビジネスを立ち上げるために、従来の市場での業務改革、改善の経験を捨てて、何もないゼロから新しいものを作り上げることに飛び込み必要があります。

起こっていることは最善として受け入れると、いい方向に変えることができます。手に負えないことでしたら、そのままで傍観しても、大丈夫です。自分に良いようにとらえないと、ネガティブな感情で舞い上がってしまいます。自分に合った一番の対処法でしか、行動取れません。足を地につけて、いつもより、スピードを少し上げる位で乗り切れます。

 慎重に考えてから動くのでは、手遅れで、動きが遅い人は世の中の流れに置いてきぼりになり、生きていけない世界です。動きながら考える。アイディアのあるビジネスパーソンならば、チャンス到来で、機先を制することで新しい市場のリーダになることもできます。大きな企業になると、組織が大きすぎて、変化対応力を欠き、変身できないことがあります。これまでのメインのビジネスの片隅にある小さなチャンスを見落とす可能性があります。戦略を考えるセンターよりも、それを具体化した戦術を実行する現場にいろんな情報が集まるので、センターのみでは、組織が機能しません。周辺が権限の委譲を受けて、自律的能動的に動ける方が望ましくなります。
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