クラウド時代:つながる

クラウド・コンピュータコンピューティングの時代、高性能のコンピュータが安価で、その利用分野が増えていくと、なんでも、ネットワークにつなげる時代になります。

技術の未来予測においては、絵に描いた餅のように、実現する見込みがない話も多いですが、夢物語が現実になることもあります。魔法のような商品に溢れています。スマートフォンも高性能のコンピュータを搭載しています。さらに、使いやすさを向上させています。

昔の記憶があればあるほど、変化の速さに眩暈を感じます。今から考えると、おもちゃのようなコンピュータですが、1985年位、専門家が処理能力が低くて、使いにくいコンピュータの新規応用を考えていました。十数年で、例えば、1000倍位、スピードとメモリ容量が増えてきました。30万のパソコンに搭載されていたコンピュータが7000円位で購入できます。新しい知識と技術が忽ち時代遅れになります。過去の記憶をすてて、ゼロベースを物事を見るようにしたいと思います。

コンピュータが日用品のようにコモディティ化してきました。今では、ネットワークにつながり、なんでもできるようになると、利用分野が広がり、世界の市場に普及していきます。玄人でないとできないと思っていたことが、アマチュアでも簡単にできます。

ソフトウェアを無償でだれでも使えるようになると、すぐにやりたいことができます。ある言語でしかできないことは限られていきます。横方向に広がるのははやい。コンピュータの言語は、どれも似ていますので、自然に使いながら使えるようになります。ロボットに搭載したコンピュータが日本語の会話を理解してくれます。画像認識も簡単にできます。

ネットワーク上のサーバーに利用価値の高いリソースがあれば、そこに簡単につなげてサービスを受けることができます。クラウド環境において、個々のコンピュータの負担を従来よりも軽くする方法があります。従来処理の90%の部分をネットワーク上のサーバーで行わせると、残り10%のみ個々のコンピュータがやれば済むことになります。大事な価値ある処理をサーバー上で行うようになると、個々のコンピュータで行うソフトウェアの商品価値が下がります。クラウド環境においては、グーグル、アマゾン、フェースブック、ドコモ・・・・有力なデータセンターを持つソフトウェア会社がサービスを独占するように思えます。

本物の技術が求めれています。新しい流行を追いかけていると、何も生み出さずに自分を見失うこともあります。クラウド時代において、自分で居場所を確保して、ユニークで苦労して価値を生み出すソフトウェアを開発することが求められています。

用心したいこともあります。それは、スマートフォン依存症です。スマートフォンのゲーム、SNS、ラインなど、便利なものをつかっているうちに、手放せない、生活必需品になります。す。その結果、スマートフォンの会社に毎月家族で支払っている料金は決して安くありません。