SSブログ

心の操縦法:小さい花と揺れる思い

Carlson.JPG

   『小さいことにくよくよするな!』

 挑戦という言葉は、小さな失敗を乗り越えることを意味します。小さな失敗で、くよくよしてもはじまりません。小さな失敗で、簡単に傷つかないでください。リチャード・カールソンは、小心な人だからこそ、自分を励ますために、書いた本があります。

 『小さいことにくよくよするな!』の本を書い後、リチャード・カールソンは、意外にも小さいことでくよくよしていました。ダイヤー博士に失礼なことをして、気を揉んでいるリチャードから、血がひいて顔面蒼白の状態が浮かびます。ダイヤー博士の一言に救われました。

”リチャード、穏やかに生きるには二つのルールがある。1、小さいことにくよくよするな。2、すべては小さなことだ。あの引用をいかそう。愛をこめて、ウェイン”

 その本も、ウェイン・ダイヤー博士に推薦文を書いてもらおうと依頼していたが、回答もないまま、出版されて、気づけば、許可をとっていない推薦文が表紙に掲げられていました。ダイヤー博士に謝罪の手紙を書き、状況を説明し、本を回収するように手配したことを伝えました。優しい、思いやりあるダイヤー博士に技ありの一本取られました。

ZARD 揺れる想い
https://www.youtube.com/watch?v=ZqsTp1S3b38

                          小さな花と揺れる想い
 
 人生で咲かせるは、小さな花です。いつか、時がくれば、花が咲きます。そのときは、人生を謳歌しましょう。
 
 この世の中で、命あるものは、活動しています。揺れる心は、実にダイナミックです。太陽系のなかで、運行する地球の四季よりも、人生は、変化に富んで、豊かなものを育みます。心に蒔いた種が時間をかけて、花をひらくまでの過程を余裕をもって味わいましょう。、生きることは、試行錯誤の連続で、振り子のように、正しい道を揺れながら、選択しています。心は、昔の柱時計のように、アナログです。デジタルのように、勝ち組、負け組みたいにはなりません。アナログの良さは、ある日に、はっと、できるようになることです。霧の中を彷徨っていて、急に視界が晴れ上がるようになることです。自転車乗りのように、時間はかかりますが、ある日、突然、うまくできるようになります。春になると、いっせいに、自然のシーンが変わります。
 
 試行錯誤とは、小さなことを気にして、凹みながら、前進することです。普通の人は、小さなことを気にしていきていても、心はしなやかでつよいものです。いやな事でも一日たてば、すぐ、忘れる能力があります。目標に到達するまでに、あきらめないで挑戦するかぎり、いつか、やっていたことが実をむすび、大きな成功体験にたどりつきます。こころが凹んだことが良き思い出に変わります。

 人生は、いつでも取り返しがききます。気がついたときに、始めればいいのです。小さなミスは、意外にも成功への軌道修正を促すメッセージです。軌道がずれてきたことを、冷静に受け止めて行動すれば、時間はかかりますが、自分の描いた通りになります。小さなことを気にすることも、大切ですが、心のキャンバスにどんな絵を描く、その設計図が大切です。明るい色、くらい色、心の持ち方で、色彩も変わってきます。心に描いた設計図がどのようにして、マニフェストするかについて考えてみます。
 
 顔整形の医者 マクスウェル・マルツ博士が手術の成功と不成功は、心の持ち方で大きく変わるとことを言っていました。顔を整形して、美しくなり、自信をもって、積極的に生きる人もいれば、自信をもてない人もいるといってました。心を変えないかぎり、外見を変えても変わらないような気がします。
 
 心の振り子の原理について考えてみます。イチロー選手の振り子打法のように、巧妙に目標を実現してくれます。イチロー選手は、練習と実践の中で、日本での振り子打法をアメリカに合うように、修正しながら、絶えずに進化しています。どんなボールが来ても、体軸が安定しており、最後まで重心を残してボールを叩くことができるそうです。世界最高の安打を打てる選手でありながらも、最高のバッティングを求めています。最高の打者でも、ある月には3回に2回は失敗していますので、凡人においてはなおさらです。
 
 マクスウェル・マルツ博士は、心の自動操縦法を提唱しています。積極的な気持ちの人が、目標を立てて行動すれば、潜在意識が心の舵取りをして自動で目標までつれていってくれると、いっていました。自分人生のシナリオ運命をあるがままに受け入れて、自分をコントロールするハンドルを手放し、なるようになれと思い、潜在意識にまかせると、運命はかえって好転し始めるという人もいます。
 積極的な心の持ち方を決めているのは、潜在意識です。人間の脳のモデルでは、新しいことを学習するときに、誤りを減らすように、脳の神経細胞の結合の強さを変えるそうです。心の舵取りとは、ある行動をして、その結果と目標との誤差を減らすようにして、次の行動をとることを反復することです。積極的な気持ちにならば、脳の学習が働きやすくなります。脳内神経伝達物質があって、その働きによって、脳に、よいことをしたら褒美を与えて、楽しい気持ちにして、よくないことをしたら罰を与えて、よいことをするようにします。脳内神経伝達物質として、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンがあるそうです。それらのバランスが必要です。

ドーパミン     「快」に関わる脳内物質で、食欲や意欲を促進し、やる気がみなぎらせる。
ノルアドレナリン マイナスの気持ちを引き起こす脳内物質で、不安やストレスを生じさせる。
セロトニン     平常心をもたらす脳内物質で、耐ストレスを向上させ、冷静な状態にするそうです。

 人間の脳は、うれしい、たのしいことに自然に辿り着くようになっています。人間は、神様を模して、つくられているので、心を積極的にすれば、なにも、心配することはありません。『小さいことにくよくよするな!』というのは、小さいことを気にすると、ノルアドレナリンが分泌され、セロトニンが減るので、正しく機能しません。 

 信じて、ためらわずに、自信をもって、目標を立てて、すぐ行動を始めると、心の自動操縦が働くそうです。目標設定と最初、一歩が大切です。飛行機のように、離陸が大変ですが、あとは自動操縦で目的地まで、辿り着くそうです。心の舵取りは、小さな学習の連続です。小さな失敗を繰り返して、修正を繰り替えてして、エラーのない状態に仕上げることです。新しいことに挑戦したら、成功するまでは、失敗の繰り返しです。ミスに対して、適切な処理をすることが必要です。目標とずれが大きくなっても、それを修正することで成功に辿り着くのが学習です。途中で、どうしようもなくなっても、出発点にもどって、やり方をかえらば最終的に目標に辿り着くようになっています。

 小さいことが大きな問題になるので、小さなミスをのがさないで、そこを注意する人も必要です。ただ、小さいことでも、追求される側になると、人間はあわてて舞い上がってしまいます。小さなミスに向き合って、誠実に対応して生きましょう。上の人から見て、怒りやすい、怒られ上手な人もいます。瞬間湯沸かし器の人は、激流の如く、怒りますが、虫の居所が悪かったと思い、落ち着いてくれた頃、対応しましょう。小さいことをくよくよさせる人もいます。自分の心の状態は、自分で選択できますので、失敗したときの対処術を学ぶことが大切です。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。