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物事がうまくいく方法

 世間が必要としているものと、あなたの才能が交わっているところに天職がある。 アリストテレス

 個人において自分ができることにおいて出し惜しみしない。得手なことにエネルギーを注ぎ、不得手なことで無駄なことでエネルギーを消費しない。こんな簡単なことを継続できれば、長所を伸ばして、それを活かすことができます。物事をうまくやるには、環境の力も大きいので、世間が必要としているものを満たし、物事をうまく行っているところに入れば、自然に持っている力を発揮できます。周囲の環境の考え方に大きく影響を受けるので、環境選びにも、熟慮すべきです。

 周囲の人が良ければ、物事をうまくやっていくことができます。社会に役立てる分野はどこか、将来を見通すビジョンが必要です。今後、伸びていく分野での学問、仕事を進学・就職するならば、選ぶことが鍵です。

 人間の集団も、生物と同じように、恒常性があります。生物においては、生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質があります。人間の集団にも、その価値観や存在意義があり、何を重視するか、社会に提供するかを決めます。その価値観・存在意義をベースに活動するので、その定常状態が決まります。時代の求めるニーズを満たすことができるかによって、伸びていく集団、低調で伸びが期待できない集団があります。クレイトン・クリステンセンが指摘したように、イノベーションのジレンマがあり、技術革新が東欧フィンランドのノキア、米国のモトローラ、サンマイクロシステムズ、日本の家電、半導体、携帯電話などの事業を滅ぼすことがあります 。

 社会のニーズを満たせずに事業がうまくいっていない集団に入ってしまうと、物事がうまくいかない可能性が高くなります。置かれている環境の制約が大きく、個人の力で、集団を変えうることはなかなかできません。うまくやっている集団に入ることが大切です。

 世間が必要としているものを提供して、事業がうまくいっている集団に入り、そこで、自分ができることのベストを尽くすことで、努力が報われることになります。自分も最も伸ばせる環境に身を置くことが大切です。
 
 マリッサ・メイヤーCEOの力をもってしても、米IT業界の老舗ヤフーの経営を立て直しすることは難しいようです。業績の低迷が長期化し、株主からの攻勢にさらされています。いら立った株主から、「中核事業の売却」「最高経営責任者(CEO)退任」の要求があり、会社が窮地に立たされています。

 時代の求めるニーズを満たせない集団に入ってしまうと、その事業の再生(Turnaround of Businesses)が進まずに長期的な低迷から抜け出せそうにありません。環境選びのミスの代償は人生のパーフォマンスにおいて、かなり大きな痛手となります。残念な人生になる可能性があります。自分やっていた事業の役目が終わり、解散することもありえます。スクラップアンドビルド。何でも、役目が終わると、廃棄処分されます。気がついたら、自分がリストラされることになっても、学べることもあります。



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