自由な日をつくる

　ハードワークは多くのことを成し遂げ、達成感をもたらします。ハードワークへの信仰が逆効果の場合もあります。それは、人生を楽しむ貴重な時間を多く消費します。やり過ぎて燃えつきえる人もいます。私たちにはつらいことがあっても、そこに踏みとどまって、がんばってしまう習性があります。人生の喜びは一歩踏み出したところにあります。いまやっていることをやめて、外へ出て空気を吸ってみましょう。

人生には楽しいごとがたくさんあるのに、それに気がつかないととしたら、ああ、もったいない。人生には賞味期限をすぎてすてて、しまうような楽しいことがありそうです。気がつけば、「やってみたいこと」を忘れてしまって、いつも年の瀬をむかえます。やりたいと思っていることに着手できていません。連休がありますが、一日でも休息をとると、それまで見えなかったことが見えてきます。心を自由にする日をつくりましょう。同じような毎日を繰り返すよりも、定期的になにか新しい趣味、夢中になれることを見つけましょう。

　「やらなくていはいけないこと」が日々の生活で山積みしています。物事はやればやるほど、うまくいくように思えます。問題があるときに、自分なりに良いと思われる方法を考えて、試行します。この方法でやろうと、目の前にある大切なことに集中します。日々のルーチンは良い結果をもたらすことが多いですが、やること、なすことがうまくいかないときがあります。思うような結果が得られないときに、一つの方法に捉われている可能性があります。思考のスランプに陥ると、泥沼にはいってしまいます。集中状態から抜け出して、ちょっと一息をついたときに、新しい見方、考え方が浮かんできます。そこから離れたときに、別の見方ができます。