小手先の仕事

　自分の技術力を過信して、閉じた世界にいると、世の中の流れに、ついていけません。気がつけば、時代の方が先に駆け抜けていたということがあります。技術にも流行があって、それを追うこともしないと、新しい技術と知識が身につきません。

　「バズワード」・・・・コンピュータ、ITの世界では、説得力があるように見えるが、具体性がなく明確な合意や定義のないキーワードがはやりだします。熱にうかされたように、多くの人が一つの方向に向かっていきます。思い描いている内容・イメージは人ごとにバラバラです。それは、検証されていない可能性を示し、多くの人が群がり、新しいものが生まれてきます。急激に進んでいる分野は、カオスであり、いろんな技術が生まれていきます。ソフトウエアの世界で、同じことを新しい表現で実現していきます。そして、技術が枝分かれしていくようにに思えます。多くをカバーできないので、その外側にいる人は、技術の広がりに、追従できません。

　従来のやり方を踏襲した、本当の技術的に重要な改良を地道に積み上げていくような方が望ましいです。同じことをするのに、やり方が増えてしまいます。多くのユーザーを獲得した、有望なソフトウェアが残っていくようです。誰でも、簡単に使えるように、ソフトウエアの機能をブラックボックス化が進んでいきます。

　細かいことを知らなくても、小手先の仕事で、それなりのシステムのソフトウェアが作れるようになります。いろんな料理をつまみ食いすように、いろんなソフトウェアに手を出してしまうと、能力が低くなってしまいます。