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「マンガでよくわかる ディズニーのすごい仕組み」

 ディズニーランドで働くキャストたちはGIVE HAPPINESS(幸せを提供すること)という理念に関する共通認識があり、それより、どこへ向かって進んでいくべきなのか(目的)、何をすべきなのか(手段)が明確であるため、あらゆるシチュエーションにおいて、臨機応変に対応できるという。

 マンガでよくわかる という本を意外にいいなと思いました。ただ。簡単になるほどとわかると、すぐ忘れてしまいます。ディズニランドでは、キャストが、自ら考え、動き、いきいき働いており、ディズニー流のおもてなしを実現できるような秘密があります。それは、「マニュアル」や「仕組み」の力です。困った人をなくすために、それらが役立ちます。どんな職場にも、仕事効率を下げる人3つのタイプがいるそうです。
・ストレンジャー→何をすればいいかわからない人
・ディスリガード (軽視する人)→忙しくてマニュアルを無視する人
・マインドレス→仕事の本質がわからないので雑になっている人

 マニュアルを作ることは、全員の作業能力を高め、全員が同じ仕事をできることによって、仕事がスムーズに進めば余裕ができます。ルールに規定され、管理されるのはいやですが、仕事効率を上げるためには、有効そうです。

 マニュアルがあっても、社員のやる気を出させながら、どうやって機能させるかが一番大事です。自分が「幸せを提供する」ディズニーランドの理念を担っていることを実感じる機会があります。他人に認められ、自分は役に立っていることを実感できると、やる気が生まれます。たとえば、現場が、自分の居場所であり、ゴミを拾う、写真をとってあげる、案内してあげることで、お客様からありがとうと言ってもらうことが仕事のモチベーションになります。ベクトルがみんな同じ方向で自分もお客様に役立っているという充実感があれば十分です。

 ブラザーシステムとクロスコミュニケーション
・先輩/後輩の関係で、「俺は見てるよ」「気にかけてるよ」「なんかあったら聞いて来いよ」の姿勢で、後輩をうまくフォローする。できたところは褒める
・創業者の経営理念を元にして、どうしたらうまくいったかなどの、ポジティブな議論を目指し、話し合いにする。

 学校においても、知識の獲得方法論、学生がどのように学ぶかを教えるマニュアルがあれば、いいなと思います。教育の現場でも、個人差が出てきます。「どのようにしたら、誰でも同じように、技術を身につけられるか?」


ディズニーテーマパークの重要な行動規準である「SCSE」だそうです。
【Safety】 安全な場所、やすらぎを感じる空間を作りだすために、ゲストにとっても、キャストにとっても安全を最優先すること。
【Courtesy】 “すべてのゲストがVIP”との理念に基づき、言葉づかいや対応が丁寧なことはもちろん、相手の立場にたった、親しみやすく、心をこめたおもてなしをすること。
【Show】 キャストが、あらゆるものがテーマショーという観点から考えられ、構成されているテーマパークのショーの一部として、身だしなみや立ち居振る舞い、施設の点検、清掃など、「毎日が初演」の気持ちを忘れずに、ショーを演じ、ゲストをお迎えすること。
【Efficiency】 安全や礼儀正しさ、ショーを無視して効率を優先しても、ゲストにハピネスを提供することはできないことから、安全、礼儀正しさ、ショーを心がけ、チームワークを発揮することで、効率を高めること。
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