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新しいデザインを作る

 問題が起きると発想を根本から変えることが求められます。自己満足で過去の遺産を食いつぶしているときには、現状維持のままで、マイナーチェンジで済むときには、新しいデザインをつくることは考えません。

 これまでの価値観はすべて捨てる。ある転換点に立つと、従来の関係、やり方、システムの行き詰まりに到達し、何らかの解決すべき問題も浮上してきます。現状を改め、新しいやり方を作ることが求めれています。変化を実現できない人にとっては居心地の悪い時代です。

 危機にあっても、手遅れになるまで、それを認識できないことが多いようです。従来の延長上で、小手先の対応でごまかそうとします。損な役割は好き好んでする人はいません。嫌なこと、難しいことから逃げたい気持ちは誰しも持っています。

「ああ、いいですよ」と、仕事を引き受けてくれる人もいます。引き受けるしか、仕方ない時はあきらめますが、でも、譲れない事に対しては、抵抗をします。逃げたいと思っていることに周囲を囲まれて、逃げ場無い場合には、開き直るしかありません。悪いことが起きても、直せば以前よりも良くなることがあります。物事が良くなっていくためには、悪いことが起きてもじたばたしないことです。

 慶応大学のSFCにエクス・デザイン (XD)プログラムがあります。 

 『引用』

 『人々の思考や価値観、知覚や認識の方法、ものづくりやシステム開発の進め方自体も、大きく変容し、20 世紀型の古い尺度ややり方が通用しなくなるような場面が急速に増えつつあります。

こうした疾走する時代感覚と極限化する生活環境・社会状況において、未来への想いを具体化/具現化することのできる、「デザイン」の素養を持った人材が広く求められています。XD プログラムは、「クリエイティヴ・マインド」を研究の基本的な推進力・原動力として持続しながら、・・・・・分断された各要素を再び包摂・統合し、具現化することのできる、新領域デザインのエキスパート育成を目的としています。

XD のデザインマインドは5 つのX から構成されています。
1:未知なるデザイン領域(=X)の「開拓」に積極的にチャレンジすること。
2:極限的な(=X)状況における人工物のデザインや、極限的なデザインの方法論を対象とすること。
3:技術シーズに基づく実験的な(=X)プロトタイプを奨励し、具体的な社会実験(=X)から評価やフィードバックを得て、常に時代に先駆けた活動を行うこと。
4:単に分野融合的に終わるだけでなく、分野どうしの価値や思想の相乗効果=掛け算(X)を狙うこと。
5:システム開発やモノづくりの修練を通じて、真の自己実現や自己表現(=X)の喜びを経験・共有すること。

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