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昇り坂と下り坂

 物事に着手するタイミングをミスして自転車操業のゆとりない生き方をしていると、間一髪の土俵際での身の処し方がうまくなります。心を休めることなく、いろんなことに追われていますが、うまくどこかでのんびりとしている瞬間があるようです。ふとした、合間、合間に息をつく。

 人生、社会には、上り坂と下り坂があり、それに合う生き方考え方があります。厳しい生き方、優しい生き方に共感するかで、その人の人生の状態を伺い知ることができます。社会が下り坂にあるときに、自分が損している気分になりリスクを避け、後ろ向きな生き方でも、容認されます。社会が上り坂にあるときには、、リスクを取り、得していると感じる人が増えます。

 試練と愛と、厳しさと優しさ、どちらが人を育てるでしょうか。心は、しなやかで弾力性があり、凹んでももとにもどります。困難に屈服しない人が少々の問題でも気にしません。スポーツ選手のように山頂を極めようという人は、自らに厳しさを課します。厳しさを乗り越える達成感を知ってしまった人かもしれません。自分ができるという信念がある人は、心の軸がぶれません。

厳しく生きにくい社会において、一般の人にとって、過剰な厳しさは、禁物です。疲労が蓄積して問題が山積みのときには、自分にこれ以上鞭をいることが困難になります。忍耐力のある人ならば、うまくやりすごすことで、うまく生き延びます。状況につぶされないで、生き延びることも大切です。安易な開き直りかもしれませんが、完璧主義を捨てると、問題を解できなくてもいろんな問題をかわすことができます。

愛、優しさは、ゆとりある人生を送ってきた人には、不可欠です。周囲に、心の病になった人がいます。周囲が配慮を怠り、一歩間違えば、長期休暇のとんでもないことになります。几帳面で細かいことが気になって、自分を追いつめて、立ち上がれないようです。健康な人は、理解できませんが、精神的に追い込まれて落伍しそうな人にとっては、厳しさ、逆効果となります。

カウンセラーの専門家は、相手のありのままを受け入れる姿勢があります。立ち直るきっかけを与えてくれます、良いところ探しは、針小棒大になりかねませんし、落伍しそうな人の甘え、未熟さを許容してくれます。ひとつできれば、ほかのことは楽にできるとか、そこまで、ゆとりある見方をすると、人生はなんでもありになってしまいます。ゆとりゾーンに引きこもって、そこから出らない人でも、新しい挑戦をしてみようかなという誘いになります。

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