エネルギーの浪費

　心が弾む、弾まない。ときめく、ときめかない。我々が生きている生活空間も、重力場と同じような効果が働いているようです。好きなこと。嫌いなこと。好きな人。苦手な人。親切な人。意地悪な人。意味があること。やりがいがあること。大切なこと。どうでもいいこと。心に感じる負担が変わってきます。仕事に対する負荷も、心の持ち方で重たくなったり、軽くなったりします。地球の重力が大きくなると、余分の力が必要になります。人間は、起伏の多い感情に振り回されていきています。

　上機嫌に生きている人は、生命力に溢れ、エネルギー効率の良い人です。物事を気持ちよく、楽しく捉えれば、軽々となんでもやってしまいます。立ち止まらないで、物事を進めていきます。周囲の人を明るくして、物事が流れるように捗り、停滞しません。

　反面、心配を心に抱えてしまうと、調子を崩してしまいます。心配というのは、私たちが生きている道に置かれている石で、私たちはそれに躓いたり、転んだりしています。心配をしない人はいません。「地球の８０％以上のエネルギーが心配に費やされている」とも言われます。人のエネルギーを奪う人もいます。

　もし、生命力のもとになるものが、薬の錠剤のように、その分のエネルギーを心数えることができたらと考えます。何かをすると、個分のエネルギーを使ったことを分かれば、人生の時間とエネルギーを効率的に使うようになります。心配しているときと、心配していないときで、使うエネルギー量が判ります。

　生きていくうえで、真理を求めることが大切であると、本に書いています。そして、人生の真理を知れば、いろんなことに不安を持たないで、信頼することができるようになるそうです。　心のエネルギーを食べる不安が消えてしまうそうです。

　「人生にとって何が大切であるか」「自分の人生の目的はなんであるか」正しく考えることで人生の真理に触れることができるようになります。何に対しても何故という疑問を持つと、真剣に答えを探すことでだんだん真理に近づくそうです。

　日々、感謝して生きていると、人生のネガティブな面から自由になれそうです。意地悪な人がいても、その人をスルーして、心を自分のすべき大切なことに集中できます。自分で選んだ人生のシナリオで、毎日、人生で楽しく有意義なことをしていること事実に気がついていないのかもしれません。心が弾む。ときめく。好きなこと。好きな人。親切な人。意味があること。やりがいがあること。大切なこと。あなたの周囲に溢れています。

　世の中、自分事が他人ごとになっていて、自分を輝かすチャンスを手にしているのに、活用できていない。なぜなら、ちょっとした不安に動揺して、大切なことが見えなくなっています。大丈夫、何とかなるので、もう少し、明るく、頼もしく。