美人メンタルトレナー

「人生が劇的に変わるマインドの法則」　久瑠あさ美さん


　毎日、新鮮ですがすがしい気持ちで生きていると、心を元気する自己啓発の本はいらないような感じがします。元気が不足しているときに、思わず買ってしまいたくなる本があります。人生に奇跡が起きるのを期待して本屋にならんでいる本を読んでも、すぐ、人生が劇的に変わることはあまりありません。夢の入り口にはいるのは、簡単ですが、ゴールに近づくほど、忍耐強く歩むことが必要です。

　うまくいかないとき、強い思い、熱意をもつと、それにふりまわれて、いろんな副作用もあります。調子がいいときには、潜在力を発揮して、人生が劇的に変わることがあります。夢を持つことは、大切ですし、思ったより簡単に、やりたいことができてしまうこともあります。これは、運命の女神に愛される時期が人生ではあります。自分が心で思っていることが、どのような過程で実現していくか、願望を実現するため方法としてcreative visualization（創造的視覚化）がありました。健全的な思いの実現法を使えば、自然に思っている状況を創造できるそうです。

　美人メンタルトレナーという、久瑠あさ美さんが書いた本です。モデル・女優・ラジオパーソナリティとしての活躍後、メンタルトレナーという仕事をなさっているそうです。潜在意識に到達するマインド法則として、
（１）　want 　　　　　　　　したいという熱意や意思の内的なエネルギー
（２）　imagination 　　　創造性
（３）　mind viewpoint 　心の視点　高い視点で俯瞰して可視化する心の視野
について、事例をしめしていました。　　　　　　　　

　あなたが、心からやりたいことがあり、少しスランプに陥っているときに、美男もしくは美女のトレナーがあなたのかたわらにいて、貴重なアドバイスをしてくれてだけ、元気になります。それで劇的な効果が得られるならば、非常に有り難いと思います。どんな人にも、周囲にアドバイスをしてくれる人はいるとは思いますが、上司などのように、成果を要求してくるので、それが、ストレスの原因であり、安心して依りかかることできません。

　　苫米地さんが彼女について語っていました。”久瑠あさ美は私の教え子で、精神科医院勤務を経て、現在プロスポーツ選手のメンタルトレーナーとして活躍している。私の教え子の中でも特に優秀な人材だ。”

　彼女は、美人トレナーとして有名になりつつあります。マーケティングとして、本を売るときに彼女の魅力を商品の一部にすることが可能です。　彼女の出された本の内容は、苫米地さんの著書と共通する部分がありますが、彼女流の解釈と表現で書かれています。同じ商品でも、売る人によって、心に響く度合いが異なります。苫米地さんは、カーネーギメロン大を出て、俺は偉いという先生風ですし、久瑠あさ美のように、モデルをしていてクライアントの視点で考える人とでは、読者との親和性が異なってきます。同じことを苫米地さんがいうのと、久瑠あさ美さんがいうのとでは、受ける側が印象が異なります。　

　モデル・女優を目指して生きている人は、視点は、お客様志向です。オーディションなどの激しい競争を経験しているので、心の強さが普通の人よりかなり強くて、その業界で生きていく人には、参考になりそうです。オーディションは、試される場でなく、起用する側の求めるイメージを自分がどれだけ表現できる試す場である。例えば、１５秒のCMで商品のイメージを伝える仕事は大変です。　モデル・女優になる人は、芯が強くないといけないし、心が輝いているから、人の目にとまると思います。印象が良い人ならば本を買ってみようかと思います。

　いろんなタイプの人がいます。心が不調和で松葉づえを必要としている人は、心を支えるものを必要としています。久瑠あさ美さんが王様タイプ、ストイックタイプ、受け身タイプ、ストレスフリータイプとスポーツ選手を分類していました。ストイックタイプの人は、孤立して誰か、支えてくれる人が必要なのかもしれません。自分の思い通りにしようとするのは、日本では好まれませんし、ひとがどう思うかを気にして、謙虚な人が多いかもしれません。制約の中で生きている姿を、肯定的に考える生き方も、悪くないような感じがします。