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熊本県蒲島知事 夢実現

・ 逆境が人に与える教訓ほど、うるわしいものはない。(シェークスピア 戯曲)
・ 逆境とは真実にいたる第一の径(みち)なのである。(イギリスの詩人バイロン)
・ 逆境、苦闘といった言葉は、言外にうしろ向きな意味あいを含んでいるが、実は、それらが生命の原動力だったのだ。逆境がなければ圧力はなく、圧力がなければ変化も起こらないからである。
(ウィルソン山天文台所長 ジャストロウ博士 )

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     夢実現 & Realize a "dream" for Kumamoto

 熊本県知事で東京大名誉教授の蒲島(かばしま)郁夫さんは、「逆境の中にこそ夢がある」という本を記しています。いつも、心に夢を持てば、新しいアイディアが浮かんできます。いま、どこにいるかでなく、これからどこに向かうかが大切です。夢は、人生の指針を与え、可能性を広げ、優先順位を明確にし、大きな視野を与えてくれます。とても楽しく、元気でる本です。選挙で選ばれる知事さんは、見識、ビジョン、バランス感覚があり、県民の良心的存在であります。素直の心で政策を判断する人がいないと、民意が反映されなくなります。勇気ある人々(The Profile in Courage (John F. Kennedy)」の本にあるように、 蒲島知事は、問題から目をそむけないで、将来を見据えています。そして、民意を考えて、重要な政策を判断する最後の砦として、ハーバード、東大出の経験を活かしています。県民のことを考えた知事として、沖縄県知事島田叡さんがいましたが、先見性のある正しい選択が県の将来を決めます。

 知事は、「元気で明るい熊本づくり」を掲げています。「元気」とは、地域の活力があること、「明るい」とは、未来への希望があることと言えます。時代は、転換点で新しい未来に向かう転換点にいます。知事は、「われ未来への熊本の橋とならん」として、現在と未来の両方を見据えて、「熊本づくり」を目指しています。知事の本のように、「逆境の中にこそ熊本の夢」があるということが言えるかもしれません。

 知事は、農業県の農民の代表として、小さな希望の種を蒔いて結実するまで、辛抱待ちます。農民の原点は、作物を育てて、時間をかけて、物事を継続的に発展させていきます。地域の「活力を高め」未来への「希望を持てる」ように未来の種を蒔くには、今が大切です。知事は未来を担い、県と世界との架け橋となる若者を育成する教育者です。教育は未来への投資ですので、熊本の子供たちを自分の子供のように思い、未来の夢を描き、それを育むことは得意です。熊本人が県内外、世界で活躍することが期待されます。活用すれば素晴らしい施設、宝物をいっぱい作っています。作ったハードウエアを上手く使うソフトウェアの知恵を出せば、物事は持続的な発展していきます。知事は、教育畑からの県政への転身ですので、教育立県で、若い人を育てる高等教育の充実も図ってほしいものです。

 県庁の行政マンも普通の会社員のように人間ですので、視野、柔軟性、持続性にも限界があります。素直で将来を嘱望される行政マンも多くいます。あるところまでは、謙虚で優れた判断力を示します。ある時点から自信過剰になり、思考の柔軟性がなくなる可能性があります。トップダウンで、人を動かせる地位になると、行政マンは、民間との感覚のずれがでてきます。衆知を集めず、ベテランの行政マンでも、盲点が出てきます。その落とし穴にはいると、県民の声よりも、個人のエゴ(偏った使命感)、はじめに結論ありきの組織論理(フレームワーク)で政策を進めてしまいます。

 ベスト・ザ・ブライテストである行政マンの盲点は、思考の焦点を、現実の可能性に合せずに、小さな課題に合わすことです。軌道修正により変化を多用しますが、結果的に、ビジョンが後退し、発想が貧弱になります。起業家マインドが大切です。困難な中で明るい元気なシナリオが必要です。逆境において、縮小思考で、論理とデータを組み立てると、筋が通っているように見えます。ビジョンなき改革は、縮小思考で、発展の芽を摘んでしまいます。飛躍のチャンスであるのに、ピンチとしてしまいます。視野が狭くなると、やはり、堅強付会になることもあります。 

 明るいビジョンに合せて、現実を変えていくことを願います。Fabulous!と感じさせるすばらしい施設、ハードウェアに投資して、踏みとどまって、活用すれば成果が得られます。途轍もない可能性がありながら、それに挑戦することをやめてしまうことがあります。それは、もったいないものです。希望の苗木が育ってしまったのに、忍耐力がなく、縮小思考で考えると、苗木を刈って折角のチャンスを台無しにします。縮小思考は、未来の希望の種を摘み取る可能性があります。高いモティベーションがあり、自由な発想ができる持ち主にとって、イノベーションは逆境から生まれます。このような変化の激しい時代にあっても、変えたくないものを明らかにして、継続性、持続性を大切にしたいものです。目標に向かって、進歩を感じながら、前に向かって進むのが好きです。誠実さを味方にすれば、どんな壁にぶつかっても、大切な価値観を見失うことはありません。起業家マインドの持ち主は、問題を絶好の機会に変えることができます。(Turning Problems into Opportunities.)「わたしは困難な中で笑える者、苦しみを通して強くなる者、非難されて勇気を出す者を愛する。(トマス・ペイン 『コモン・センス』) 」

 1776年1月に、ワシントン軍を鼓舞したトマス・ペインが 「コモン・センス」という冊子を発行しましたが、民意は、県民のコモン・センスです。コモン・センスで、素直に考えれば、思考の盲点が明らかになります。知事は、一人で、県庁の全職員と対峙して動かていく大変な仕事を担い、県の良心として、行政マンの発想の限界を補完していってほしいものです。 「元気で明るい」未来を感じさせる政策がのぞまれます。責任は俺が取る!(The buck stops here.) という言葉は、蒲島知事の判断の重さかも、知れません。

 スザンヌも、県の宣伝部長として、明るい熊本をPRしています。斎藤選手との結婚という幸せな出来事がありました。おめでとうございます。

              小さな希望
 2012年、6月に熊本県の新副知事に小野泰輔(38)が就任し、知事のビジョン、希望ある政策を実行するには若い力が必要です。厳然して存在する体質があります。(知事の慧眼である計画の問題点を見抜いて、それを見直すように指導があったのに、それを再検討もせずに真実を歪めた資料で計画を通してしまう行政マンの力があります。敵は、内部にありという面もあります。)知事と新副知事が起こす小さなさざ波が大きくなって、希望の光りになることを期待しています。





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