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壁の存在

 壁は、建物の外部を囲む仕切りや、建物の内部の仕切りですが、障害となり、突き破ることが難しいものを示します。壁は境界線になっており、その向こうには今いる世界と新しい世界が広がっています。今いる世界に満足しているならば、壁に守られた生活を送ることができますが、新しい風(情報)が入ってきません。壁を突き破ることが大きな挑戦になります。 

 普段は、真剣に考えなくていいことを意識しないで、素通りしていますので、知らないことが多いようです。当たり前のことを当たり前にできるときには何も考えずに幸せであり、知的に怠惰になってしまいます。普通のことができなくなり、それについて深く考えだすことによって、知的に活発になります。試練があると、物事を考え始めます。理解できないことがあると、いろんな手段を使って、それを理解しようとします。一度、理解したつもりになると、再び考えません。生きていくうえで、普段は、考えなくいいことを考えない。

 「バカの壁」という本が流行りました。意識的か無意識的かに関わらず、考えるのをやめている境界線のことを指すそうです。「自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまっている。ここに壁が存在しています。」心に壁を作っていると、情報が遮断されて、世の中の流れを知らずに、気づいた時には、時代の変化に対応できなくなります。

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