夏草と実家
母が2年間の病院生活のあと、ちょうど、100日になり、実家を訪問しました。実家を見て、自分が生活してきた名残がありました。小さい頃が忍ばれる雰囲気があります。だれも住んでいない家、庭の手入れは行き届かずに、想像を絶するくらいに荒れていました。雨の中、できる範囲で草取りを始めましたが、草は伸び放題です。たまに、兄が帰っては手入れをしていましたが、完全に夏草に征服されていました。芭蕉の句にも、ありました。
夏草や兵どもが夢の跡
(なつくさや つわものどもが ゆめのあと)
「昔、武士たちが栄誉を求めて戦ったこの場所には今、夏草が生い茂っており、昔のことは夢のようにはかなく消え去ってしまったことだよ」
夏草や兵どもが夢の跡
(なつくさや つわものどもが ゆめのあと)
「昔、武士たちが栄誉を求めて戦ったこの場所には今、夏草が生い茂っており、昔のことは夢のようにはかなく消え去ってしまったことだよ」