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未経験ゾーン

 もっと喜ぼう。ちょっといいことがあっただけでも、うんと喜ぼう。喜ぶことは気持ちいいし、体の免疫力だって上がる。恥ずかしがらず、我慢せず、遠慮せず、喜ぼう。笑おう。
(ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』)

 いろいろ考えないで、すぐ行動し、変化の流れに乗ってしまう。試しにやってみる。待っていても、絶好のタイミングはあらわれない。兎に角、始めなければ始まらない。一歩を踏み出したところに、自分が知らない世界が広がっているときに、いろんな憧れを持つことができます何でも知っている人と話をするよりも、未だ知らない人と話をすると、未知のことに対するワクワク感が増えてきます。レイチェル・カーソンがいう「不思議さに目を見張る感性」をもって、自然の美しさに気づこう。

 新鮮な感覚、知らないことは素晴らしいことです。新しい容器には、それにふさわしい新しいものを満たすことが大切になります。できるならば、心には喜びを抱きたい。知っている人の話を聞いてしまうと、それが先入観となって、未知の経験が台無しになってしまいます。

 経験する時間が増えてくると、知らないことが少なくなっていきます。新しいことを想像する余地が少なくなります。これまで、経験したことと類似した出来事として、物事を見てしまうことになってしまいます。新鮮な目で人生を眺めることができにくくなってしまいます。経験に縛れると、そこから出られなくなってしまいます。経験したことをゼロして、新しく見ること、ゼロベースで考えることが大切になります。経験への執着を捨てる。成功する確率が低いことに手を出してみる。

 聡明な大人ならしないことをやることで、新鮮な目を育むことも可能になります。過去にとらわれない新しい人生を見るには、現実を支配する制約、束縛から自由になって、よりよくなっている自分を仮定することも可能です。こうあってほしいという期待をもって、生きていると、その方向に人生が歩みだしていきます。新しい転換点にたって、人生の風景も変わっていきます。変容していくことは、希望につながります。良いことが起きる可能性があります。現在から積み重ねてきた時間を後で振り返ると、過去というものになります。

 現在から未来を眺めることができると、今と異なった生き方、魅力を感じる方を想像することが可能になります。現在の延長上にある人生は、魅力を感じません。世の中の変化から挑戦を受け、今と何ら変化のない生活を送ることはできません。新しいことに向かっていく姿勢があれば、過去の時間が未来に生きてきます。関心、感動をもって「いい人生だ」と感謝できる人は素晴らしいことに出会います。

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