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自分にあった師を探す

マスタリー―仕事と人生を成功に導く不思議な力―
ロバート・グリーン/著、上野元美/訳

<I 衝動にしたがう……人生でやるべきこと>
 「だれしも、人生でやるべきこと――生きているあいだに成し遂げるよう定められた務め――に向かおうとする内的エネルギーを持っている。マスタリーをめざす第一歩は、つねに心の中にある――本当の自分を見つけ、本来持っているエネルギーと結びつくことだ。それが明確になれば、自分に合った仕事が見つかるだろうし、すべては正しい位置に収まるだろう。この手順の開始がいつであっても、決して遅すぎることはない。」

<III 達人の力を吸収する……師(メンター)が持つ力>
 「人生は短い。学んだり創造したりする時間は限られている。しかるべき指導がなければ、さまざまな方面から知識や技術を得ようとして貴重な時間を無駄にしてしまうかもしれない。だから、達人の例にならって、ふさわしい師を見つけよう。自分のニーズにぴったりの、そして、一生の仕事に結びつく師を選ぶ。師の知識を吸収したら、その陰に甘んじることなく、前進しなくてはならない。目的はつねに、業績と知識で師を超越することである。」引用

 誰しも、何かあることを始める、行動のきっかけに内面的な促しがあります。人生でやるべきこと、何かに導かれているときに感じる力があります。

 「森有正は、ある現実に直面して、このままじっとしていてはいけない、何かしなければならないという「内的促し」が起こる。自分が変容を受けるような現実との触れあい、何か新しい行為に転ずるということが起こるような現実との触れあいを、森有正は「経験」と呼んでいます。」

 自分の欲求と志向に一致する師を選ぶと、師のレベルまで、ひきあげてくれます。自分にぴったりの人がいて、その人を見れば、自分もやれるという可能性を信じることができます。自然に情熱が生まれ、努力を継続していくうちに、上達していきます。上手にやれることが分かると、ますます、努力の時間が増えていきます。1万時間も集中して物事に取り組めば、何らかの成果を得ることができます。
 
 天賦の才のある人がいて、少しの努力で素晴らしいことを達成できるように見えてします。普通の人は、同じ努力量で天賦の才のある人にかなうことはなく、能力の差を感じる。そして、情熱、やる気を失い、努力してしまうことをやめてしまう。

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