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災害に負けない力

レジリエンスの教科書 カレン・ライビッチ 宇野カオリ

災害におかれたときに、衣食住・社会のシステムが機能しなくなります。水、食べるもの、トイレ、風呂、寝場所、落ち着ける空間、・・・・・その結果、将来の見通しが描けずに、物事がうまくいかなくて、イライラしたり、心が折れそうになります。反面、ストレス(不安・怖れ)と感情は大きなエネルギーのロスになります。感情、心の置き所がしっかりしていると、しなやかにいきる力を発揮できます。心に余裕を持ち、人の支援を受けながら、立ち直り、自ら働きかけることで、いつしか、平常通りに物事を運用できるようになります。自分の感情のコントロール、希望をもち、変化に対応する力、共感力、働きかける力が次ような7つの力があります。

心が折れないため 
感情情調整力・・・プレッシャーのもとで落ち着きを保つ自己調整能力。
衝動調整力・・・状況に対する自分の最初の衝動的な考えを正しくコントロールする能力。
楽観力・・・未来に希望を持ち、物事を良い方向へ変えられると確信する能力。
原因分析力・・・自分の問題の原因を正確に特定する能力。
共感力・・・他者の心理的・感情的状態を示す手がかりを読み取る能力。
自己効力感・・・直面する問題を解決できる信念と、自分を成功に導く能力を表している。
リーチアウト力・・・新し試みに尻込みすることなく働きかける能力

4つの原則
1. 人生は変えられる。
2. 思考がレジリエンスを引き上げる。
3. 正確な思考がカギとなる。
4. 人生の強みに再び意識を向ける。


7つのスキルを身につける

スキル1——自分をABC分析する
ABC理論(思考・感情・行動の連鎖)=「出来事の捉え方が感情に影響する」
思考を変えると感情が変わり、感情が変わると行動が変わり、
行動と感情が変わると思考も変わる

A:Activating Event きっかけとなる出来事
B: Belief: ものの見方・考え方 新年
C: Consequence: 結果、問題、悩み

スキル2——思考のワナを避ける
1.早とちりする 2.トンネル視 3.拡大化と狭小化 4.個人化
5.外面化 6.過剰一般化 7.マインドリーディング 8.感情の理屈づけ

スキル3——氷山を見つける
1.達成(成功は、人生の中で最も重要!)
2.受容(好かれ・受け入れられ、賞賛されたい!)
3.コントロール(自分がコントロールできないものは不快!)

スキル4——思い込みに挑む
1.逆境をABCで分析。(「なぜ?」思考のBに絞 る)
2.原因を円グラフにする。(「なぜ?」思考の 比率)
3.自分の説明スタイルを特定。
4.柔軟になる。
5.正確である。
6.新しい円グラフ
7.新しい解決策

スキル5——大局的にとらえる
1.ティッカーテープの連鎖を書き出す。
2.「最悪のケース」が起こる確率を見積もる。
3.「最高のケース」という代替思考をつくる。
4.最もあり得そうな結果を特定する。
5.最もあり得そうな結果に対する問題解決

スキル6~7——速攻型:心を静め、瞬時に反応する
思いこみに挑む、大局的にとらえる、瞬時に反応する
心を静めてフォーカシングする
•コントロール不能になった感情を静める。
• 侵入思考が現れた時に意識を集中させる。
• 抱えているストレスを軽減させる。
• リアルタイム・レジリエンス • 非生産的思考が生じたときに打ち勝つ。

論理療法におけるカウンセリング理論 アルバート・エリス
「ABCDE」は、Activating event、Belief、Consequence、Dispute、Effectsの頭文字を取ったもので、それぞれ次のような意味を持ちます。
 A(Activating event):さまざまな出来事
 B(Belief):人によって異なる受け取り方や考え方(大きく論理的思考と非論理的思考に分けられる)
 C(Consequence):ある出来事に直面したときの感情や行動
 D(Dispute):自分の中にある非論理的思考への反論
 E(Effects):反論することでもたらされるよりよい結果
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