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運命は勇者に微笑む

「周りの信用の後押しが、ぎりぎりの勝負になって出てくるのではないかと思っている 」
「一般に経験は人を強くするという固定観念があるが、いろいろ考えすぎてしまい一番いい方法にたどり着くのに時間がかかったりしてしまう 」と羽生善治さんは語っていました。

 物事を突き詰めて考えることは難しいです。あれも、これも、考えて過ぎて、発散してしまうこともあります。いろんな勝負ごとにおいて、闘志を燃やして、あきらめないかぎり、土壇場でひっくり返すことができます。運命がほほ笑む瞬間が誰にもあります。それまで、物事の鍵となることが気づかなかったことがぎりぎりになって見えてくるのは不思議です。ランダムに探していて、キーワードにぶつかることがあります。

 物事に真剣に向き合い悩んでいるときが、人生において最良の時のような感じがします。人生にふさわしいときがあります。なぜ、この時期になると訝しく思う人もいますが、きっと、ベストなタイミングで問題が発生しています。問題は何かを教えてくれます。落ち着いて考えてみれば、それまで、答えを探してして見つからなかったことが発見できることがあります。それが真の答えか、暫定的な答えか、定かではありませんが、それまでは見えなかった関連性が見えてきます。これは正しいだろうと、見当をつけてスタートして、よりもっともらしいことに置き換えて、だんだん正しい方向に向かっていきます。真剣になればなるほど、心の自動操縦がさえて、目的地に導いてくれます。
 
 見方を変えると、追い込まれることは悪いことでありません。余裕があると、やらなくていいこともまで、やっていますが、余裕がなくなると、大切なことに集中できるようになります。ここでいう余裕というのは、冗長性が許される状況です。

 ターゲットを心に鮮明に描けば、見えざる手に導かれるように、着地点にたどりつきます。これを大砲打ちのアプローチと言います。とりあえずターゲットに向けて1発砲弾を打ち、着弾点とターゲットの差を確認します。次にその差を小さくするように角度を調整します。それを繰り返していけば、ターゲットに命中させることができます。ターゲットが動いていると、それほど簡単でありません。どれだけ、ターゲットに集中しているか、集中力が必要になります。ぎりぎりならないと、命がけの集中力は生まれません。身を削りながらも、あきらめなかった勇者がいます。そして、運命は勇者に微笑むということで、人生の数々のドラマが生まれています。


 
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