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気楽にいこうよ:受け止め方

  気楽に行こうよ。心が楽になるようにものごとをとらえましょう。体をやすめ、心もやすめて、リラックスできるようにしましょう。

 視野が狭くなると、感情の落とし穴に入ってでられなくなります。「いやな気分よさようなら」できない人います。「いやな気分よさようなら」できない人には、受け止め方に次のような個人の傾向があります。

1 全か無か思考: 2 一般化のしすぎ: 3 心のフィルター:
4 マイナス化思考: 5 結論の飛躍: 6 拡大解釈(破壊化)と過小評価:
7 感情的決めつけ: 8 すべき思考: 9 レッテル貼り:10 個人化:

 自分の感情の起伏を知ることは、自分の性格や行動パターンを知り、人間関係で自分の振る舞いをコントロールすることに役立ちます。感情は、喜怒哀楽など基本的な感情から,夢や希望,芸術性や宗教性など精神性の高い感情まで含んでいます。喜び、楽しさのゾーンは明るい肯定的感情、怒り・哀しみのゾーンは否定的感情と関連があります。感情の判別はかなり高度な作業です。

 野球の場合に投手から捕手にボールを投げたときに、審判がストライク、ボールを判別します。人間の心にも物事を受け止める感情のゾーンがあって、どのゾーンに入るかを決めているそうです。数秒の間に、冷静になると、平常心で感情を判断できるようになります。

 感情のゾーンについても、 同じ出来事でも人によって人によって反応が異なります。怒り・哀しみについて、ものごとの受け止めかたで、怒りになって、しまうか、哀しみになってしまうか、分かれるそうです。感受性の強い人、鈍感の人がいて、人によって各ゾーンの広さは異なります。

 感情は,意志や思考・判断,過去の感情・情動の経験が複雑にからみあって形成され自覚・認識されます。心理学の分類とその説明を以下にのせます。肯定的感情、否定的感情、意志的感情に分かれます。
 
肯定的感情:
    [一般的感情] 快,充実,自由,安心,喜び,楽しみ,おかしさ等、
    [社会的感情] 連帯,愛情,保護,優しさ,安全,解放等、
    [優越的感情] 優越,自信,自尊,勝利,所有,支配等、
否定的感情:
    [一般的感情] 不快,空虚,不安,悲哀,恐怖,当惑,失望等いて
    [社会的感情] 孤独,憎悪,排除,怒り,嫉妬,閉塞等、
    [劣等的感情] 劣等,不信,自虐,敗北,軽蔑,拘束,恥辱等、
意志的感情:
    好奇,探究,希望,期待,意欲,信仰,義務,高揚,戦い等、
    (自己の意図や目的、欲求や希望を実現するとき、実現したときの感情、充実感・達成感を含む)

肯定的(ポジティブ)感情は、快楽・快適・安心を感じさせる感情である。

 否定的感情は生命の生存を脅かす刺激に対する不快な感情反応である。生体に耐えがたいストレスを強いるとともに、ストレス状態からの脱出の行動(退避・防衛、摂食・攻撃)が準備される。

 意志的感情は、主体的な困難解決について関連します,意志は欲求にもとづく快・不快の反応でなく、快不快の評価的反応を越えた人間的な知性にもとづく、希望・願望・決断・命令・信念・努力という積極的な意識にもとづく感情である。

 一般的感情は、生命活動一般について、社会的感情は、自然や社会環境一般について,優越的感情は、個別的対人関係について関連します。

付録
「いやな気分よさようなら」星和書店 P.35 

1 全か無か思考:
 ものごとを白か黒のどちらかで考える思考法。少しでもミスがあれば、完全な失敗と考えてしまう。

2一般化のしすぎ:
 たった1つの良くない出来事があると、世の中全てこれだ、と考える

3心のフィルター:
 たった1つの良くないことにこだわって、そればかりくよくよ考え、現実を見る目が暗くなってしまう。ちょうどたった1滴のインクがコップ全体の水を黒くしてしまうように

4 マイナス化思考:
 なぜか良い出来事を無視してしまうので、日々の生活がすべてマイナスのものになってしまう

5 結論の飛躍:
根拠もないのに悲観的な結論を出してしまう
 a.心の読みすぎ:ある人があなたに悪く反応したと早合点してしまう
 b.先読みの誤り:事態は確実に悪くなると決めつける

6拡大解釈(破壊化)と過小評価:
 自分の失敗を過大に考え、長所を過小評価する。逆に他人の成功を過大に評価し、他人の欠点を見逃す。双眼鏡のトリックとも言う

7 感情的決めつけ:
 自分の憂鬱な感情は現実をリアルに反映していると考える。「こう感じるんだから、それは本当の事だ」

8 すべき思考:
 何かやろうとする時に「~すべき」「~すべきでない」と考える。あたかもそうしないと罰でも受けるかのように感じ、罪の意識を持ちやすい。他人にこれを向けると、怒りや葛藤を感じる

9 レッテル貼り:
 極端な形の「一般化のしすぎ」である。ミスを犯した時に、どうミスを犯したのかを考える代わりに自分にレッテルを貼ってしまう。「自分は落伍者だ」他人が自分の神経を逆なでした時には「あのろくでなし!」というふうに相手にレッテルを貼ってしまう。そのレッテルは感情的で偏見に満ちている。

10個人化:
何か良くないことが起こった時、自分に責任がないような場合にも自分のせいにしてしまう


  

 



 
 

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