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心を尽くした治療:ある医師

生命は「与える」と強くなる   新原 豊  
 
 著者は、難病といわれていた「鎌形赤血球症」の治療薬を開発した研究者であり、世界最高水準の医療を担うUCLAハーバー総合病院のがん専門医です。難病の治療に当たるということは、患者さんとともに死と向き合うことになります。「希望をもたせる」ことと「患者さんのことを心から大切に思っている」ことが患者さんに伝わると、信頼感が痛みを和らげ、苦しみを受け入れ、病に立ち向かい、生きていく力が湧いてきます。生きている時間が限られていても、希望があれば、充実して生きていけるといいますが、患者さんにとってはつらいものです。

 患者さんと共にいるだけでも、少しの支えになりたいと、心を配っていらっしゃいました。「共にある」ことは、大切なことです。人にとって死をむかえることは、とてもつらいことですが、どのように抵抗しても、病には勝てないことがあります。人の命が最後に輝いて、安らかに、思いやりを残してなくなる
人もいます。人は生きている限りに傍らの人に、いろんなことを与えることができるそうです。自分を中心にものごとを考えずに、他人や周囲に目を向ける。そういう、外に向かう気持ちをもったときに、生命の働きは活発になるそうです。

 セレーズ先生と出会いの中で、グルタミサンを使った「鎌形赤血球症」の治療法を発見しました。大発見も個人の力でなく、大きな力によって「させてもらった」ということが実感だそうです。天から与えらた仕事を懸命に行ううちに、いい結果につながったそうです。大きな運命に任された仕事をしているので、ひとにも任せることができるし、いろんなときに助けが現れるそうです。トラブル、ピンチの中でもあきらめないで、隠された祝福(突破口)を発見しています。大きな存在につながり、守られた生き方をしているそうです。

 友達の父が思い病気ですが、それを支える家族にとって、大変な時期です。 ふと友達もいろいろ悩んでいそうで、どういう言葉をかけてあげられるのだろうか。個人的には、平和で健康であることに感謝しています。
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