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ミスターマーケット

 バフェットからの手紙 

 億万長者の投資家ウォーレン・バフェットが株主にあてた年次報告書には、貴重な知識と、投資原理と手法を簡潔に綴っています。その本のあるしょうに、『ミスターマーケット』という言葉になるほどと、感じました。多くの人は、
 市場の値つけをする『ミスターマーケット』が自分の期待通りに動かずに、誤って多くの損失を計上します。

 ”彼の恩師であるグレアムの好きな寓話は『ミスターマーケット』という毎日株主の家のドアの前に現れては、毎日違う価格で株の売買を持ちかけてくる親切な人物の話である。ミスターマーケットによって提示される価格は、しばしば妥当なように思えるが、それはしばしば馬鹿らしい価格のときもある。投資家は、彼の提示した価格に同意し取引してもよいし、彼を完全に無視してもよい。いずれにしろミスターマーケットは、翌日も他の株式の価格を引き合いに投資を持ちかけてくるのだ。問題は、ミスターマーケットが気まぐれで提示してくる価格に振り回されてはいけないということである。”

 投資家は、ミスターマーケットより、企業の価値評価に長けていなければ収益を上げることはできません。、優れた企業判断と、自分自身の考えや行動を市場に渦巻く感情から隔絶できる能力が優れた投資家には求められています。『ミスターマーケット』が提示する市場の値つけは、市場に渦巻く感情を反映したもので、企業の価値より過大に評価したり、過小に評価されることもあります。

 相場を見て、投資をするとなると、それは、ポーカーゲームのようなものです。「30分以上ゲームに参加していて、誰がカモであるかわからなければ、あなたがカモなのだ」。カモを必要とされている銀行、投資会社のすすめる美味しい話には、必ず言い訳が伴います。



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